エンタメバカのエンタメ日記。

ドラマ、映画、本、漫画、様々なエンタメが大好き。四六時中エンタメのことを考える僕が今伝えたいことを独自の目線でただ書いてます。

激安夜行バスに乗った時の奇人との戦いの一部始終。みんなの安眠は俺が守る!!

どうもヒロキです。

f:id:hirokidayositteru:20180420105104j:plain

今日は友人の結婚式が

地元神戸で行われるとのことで、

3年ぶりに地元神戸に帰ってまいりました!

f:id:hirokidayositteru:20180420094843j:plain

 

結婚式自体は日曜日に行われるので

ここまで早く帰って来る必要は

なかったのですが

予定は空いてるし

どうせならということで

ちょっと早めに帰ることにしました。

 

そこで東京から神戸まで帰る手段を

色々と模索していたんですが

まず最初に思いついたのは

やっぱり新幹線!!

そこで価格を調べると

15000円、、、、高い。。

なんて高いんだ!

 

『何も成し遂げてない人間が

新幹線なんか乗っちゃいけない。』

となんかのテレビで

吉岡里帆さんが言っていましたが

まさにその通り。

僕なんかが乗ってはいけない代物だ。

見てもいけないものだ。

とすぐにその画面を切り替え

 

貧乏人の味方!

夜行バスを検索することに。

予算的には

大体5000円くらいかかることを

予想して調べているとなんと!

東京駅から神戸三宮駅までが

たった2000円

というのがあるじゃないですか!

なにかのキャンペーンとかでもなく

たった2000円で

東京から神戸まで

行けてしまうことに

僕は驚きを隠せないでいましたが

こりゃ乗らない手はない!

とすぐにクリックして

決済画面に進みチケットを購入しました。

ですがチケット買ってすぐ

僕は不安に襲われました。

 

こんなに安いと言うことは

安かろう悪かろうで、

何かあるのではないか。

とふと一抹の不安が

僕の頭をよぎりました。

この不安が

のちに的中することになるとは、、、

 

 

乗車当日22時40分発だったので

僕は余裕を持って

停留所に到着する予定のはずが

場所がわからずなんだかんだ

出発3分前にバスに到着しました。

僕は焦りながらバスの中に入り、

座る席である4列シートの通路側の席を探すと

もうすでに僕の座る席の隣には

40代くらいのサラリーマンらしき

スーツの人が座ってました。

<この男と9時間ここから戦うことになるのです>

 

僕はちょっと会釈をしながら席に座ると

「ん??なんだこの圧迫感は。」

とたまらず横を見ると

僕の陣地の3分の1まで

サラリーマンの体が侵食してきていて、

僕はやられた。

と思いました。

夜行バスというのは

来る時からもう戦いで

自分の陣地を確保するためにも

早めにいなければならないんだ。

ということを

席に座った早々思い知らされたのです。

 

そのサラリーマンは恰幅のいい人で

もうすでにアイマスクと枕にイヤホンと

寝る体制を万全に整えて

完全に話しかけられるような感じではなく、

僕はこの時点で

完全敗北を感じさせられました。

ですがまあしょうがない

2000円だし。。

2000円だし。。

と心に言い聞かせながら

僕も早く寝てやろうと

体を通路側に向けて

少ない陣地で眠ろうと

努力することにしました。

そして1時間を過ぎ、

僕がようやく眠れそうだなと感じ始めた頃

このサラリーマンが

次の段階に進み始めたのです。

 

完全に眠りに落ちたサラリーマンは

いきなり首をぐるぐるとゆっくり回しながら

口を開けて空気を音を立て吸い込む

という特殊な寝相を発揮し始めたのです。

僕はやっとの思いで寝られる寸前にまで

達していたのにも関わらず、

さらなる障害を彼は僕に与えてきました。

 

僕はこの時色々考えました。

『この人には悪いが一度起こしてでも

声をかけたほうがこの後の僕にとっては

有意義な時間が過ごせるのではないか。』

 

『この人のガタイが大きいので

もしここで喧嘩にでもなったら

この後が気まずい。。

どうしよう。どうしよう。』

 

 

こうやって考えてる間も横では

ぐるぐるぐるぐる回っています。

 

周りの人たちもちょっとだけ迷惑そうな

顔をしていました。

僕は辛抱堪らなくなり

とっさに手で頭を押さえて条件反射で

ぐるぐるを止めてしました。

 

そうするとなんということでしょう!

その男は首が回らなくなるばかりか

音を立てて空気を吸い込むことも

なくなったのです。

僕は良かった。と安心しました。

周りの人も心なしか

僕を讃えているような顔に見えました。

 

そして僕はちょっと

誇らしげな顔を周りにしながら

これでいいだろうと手を離すと、、、

 

また彼はぐるぐると回り

空気を吸い込み始めました。

 

僕はもうこの人は

ずっと頭を押さえてないといけないのか?

僕は周りの人たちの安眠のためにも

この関西へ向かう道中

ずっと彼が起きない程度に

そっと頭を押さえていなければ

いけないのかと自問自答しました。

 

そうしてる間も

彼はぐるぐる回っています。

僕の下した決断は、、、、

 

 

 

 

置いてあったブランケットを

挟んで僕はそっと

彼がおりた大阪梅田駅までの間

ずっと頭を押さえていました。。。

 

その間彼は幾度ときた

パーキングエリアでも起きることなく

スヤスヤと眠っていて

僕は一度も眠ることもパーキングで

降りることもしませんでした。

 

僕が眠れたのは彼が降りた

大阪から三宮の1時間あまりの時間だけでした。

そして3年ぶりである地元神戸に到着し

僕はみんなの安眠を守れたことを

誇らしげにバスを降りると

もうすっかり外は明るくなっており、

僕の心も少し明るくなりました。

f:id:hirokidayositteru:20180420094911j:plain

 

 

 

 

PS

結局この横の人がいなければ

安眠できたと思うし、

ドライバーもちゃんと二人いて

2000円の割にしっかりとした

いいバスでした。

 

ではでは         ヒロキ

 

プライバシーポリシー