エンタメバカのエンタメ日記。

ドラマ、映画、本、漫画、様々なエンタメが大好き。四六時中エンタメのことを考える僕が今伝えたいことを独自の目線でただ書いてます。

西加奈子の人間性が面白い!人間性を知ったらこれを読めオススメ小説BEST3!

はいこんにちは!ヒロキです。

 

今回紹介したいのは

西加奈子人間性の面白さ」です

 

 

 

 

 

みなさん西加奈子さんをご存知でしょうか??

ご存知の方も多いでしょうが、この西加奈子という人物は人となりを知ってから小説を読むとまた違った良さを味わえる作家です。

西加奈子を知らない人も。小説を何冊か読んだことがある人も。

西加奈子という人自体をこの記事で少しでも知ってもらって作品を読んでいただくと西加奈子の魅力にはまること間違い無いでしょう。

 目次

 

プロフィール

1977年5月7日生まれの39歳です。

イランのテヘランという場所で生まれ2歳までテヘランで暮らし、

小学校1年生から5年生までをエジプトで過ごし、その後は大阪へ移り住みます。

見た目からハーフだと思われることもありそうですが、

父は九州生まれ母は大阪と純日本人です。

海外で暮らしていたこともあり、英語などをしゃべることができるとも思われがちですがエジプトでは日本人学校に通っていたためしゃべることのできる言語は日本語だけです。

関西大学法学部を卒業後アルバイトを転々とし2004年「あおい」で作家デビューを果たし、近年では第152回直木賞を「サラバ!」で受賞したことが注目を集めました。

 

 

 西加奈子さんのパーソナルな部分

 西加奈子さんはなぜ作家を目指したのでしょう?

上で書いた通り2004年27歳の時に「あおい」という作品でデビューします。

しかし彼女は学生時代からずっと小説家を目指していたわけではありません。

彼女は大学卒業後アルバイトを転々としている時

フリーライターのアルバイトに出会います。

そのフリーライタの仕事とは街の情報誌みたいなもので、

お店の取材などをして食事の感想などを載せる仕事でした。彼女曰く

「フリライターなんて言えば聞こえはいいですけど、自分は全然できないライターで食べ物の味や見た目などの説明が全然できなくてそんなことより例えば食べ物などを運んでくるおじさんが震えてたりとかするとそっちの方に関心がいっちゃってそれを書きたいなって思った時に私は小説とかが書きたいのかも」と思って小説を書き始めたそうです。

 やっぱり彼女は着目するところが面白いですよね。

自分が何をしたいかも漠然としていた時期にアルバイトから不意に自分がこれからやっていく仕事「小説家」というものを見つけ出したんですね。

 

 

彼女は高校2年生の時にトニ・モリスンというノーベル文学賞を受賞した作家に出会ったことも自分にとって大きな衝撃だったと語っています。

 

 

 

今まで自分には音楽や映画などが直接的に自分に影響を与える最たるものだと思っていたが、トニ・モリスンの作品に出会い文章の美しさ文章が与える衝撃を痛感したと語っています。

この時からもしかしたら自分でもこういう作品を生み出したいとは思っていたの時かもしれないですね。

そうして彼女の小説家人生が始まるわけです。

 

 

西加奈子さんが書きたいものとは?

 彼女はまず作品を初めて書こうと思った時、漠然なイメージとして太宰治みたいな作品が書きたいと思ったそうです。

 

 

しかし彼女は太宰治の作品は自分でも太宰みたいなものは書けそうだけれども絶対書けないということに気付き自分なりの作品を書こうと決めます。

(ちなみに太宰で好きな作品は「皮膚と心」「富嶽百景」だそうです)

そこで自分なりの処女作「あおい」をある程度書き上げて

これまで住んでいた大阪の街を離れ東京へ出てきます。

そこで彼女はTVや大好きなプロレスなどを全て断(た)って小説に打ち込み

処女作である「あおい」が「世界の中心で、愛を叫ぶ」の担当編集者である石川和男さんの目に止まりデビューに至るわけです。

 

 

彼女の小説の書き方は独特でプロット(物語の筋道)を最初からたてず自由に書くことを心がけており、結末は書いている時には自分でもわからないと語っています。

 

そして彼女が今でも大切にしていることは、日常のささいな瞬間を切り取り物語を作り出すことだと言います。

だからこそメモはとらないし、記憶に残らなかったことは書かないと語っていました。

あともう一つ心がけていることは絶対に同業者に向けた作品は作らずにいつでも読者に向けた作品を作るようにすることです。同業者に向けて作品を作るとどうしてもカッコつけすぎてスカした文章になってしまうからだそうです。

 

彼女は自分のことを偏見持ちだともいい、

だからこそ世の中でダメとされていることは本当にダメなのか?を自分の小説の中で表現していきたいとも語っていました。

 

このように作家はポリシーなど強いこだわりはあるものですが、彼女のこだわりである社会の定義と自分の定義を決して一緒として捉えない小説がいろいろな人に受けているのだと思います。

 

西加奈子さんを説明する上で欠かせないプロレスという存在

 

彼女のことを話す上で欠かせないのがプロレスです。

「サラバ」で直木賞を受賞した会見の際も、「プロレスからむちゃくちゃ勇気をもらいました」と熱く語っていました。

 

彼女がプロレスを好きになったのは幼稚園の頃、歳の離れた従姉妹がプロレスが好きな影響で自分もプロレスを見るようになり、

大人の前で猪木を見た時に「アゴアゴ」と言っていたら大人が笑ってくれるのが快感でずっと「アゴアゴ」言っていたら歳の離れた従姉妹が彼女がウケていることをよく思わなかったのか不意に「猪木のアゴで頭トンってやったらかなちゃん死ぬで」と言われたことがあまりにも衝撃で自分でも調子乗ってたなと思い、それからプロレスを真剣に見だしたのがきっかけだそうです。

 

面白いきっかけですよね!

どんなきっかけでプロレスにはまってるんだよ!といろんな人が思ったことでしょう。

あと僕は毎回こういう話を聞いて思うんですけど、芸人さんにしろ作家の方にしろ何かを生み出す人は皆、昔の衝撃を受けた話をするときの記憶力が凄いなと思います。

多少脚色や創造とかはあるにしろ幼少期の話を細かい部分まで覚えていてそれを相手に伝える力がすごく長けていると思います。

こういう能力も何かを生み出す上で絶対に必要な条件なんでしょうね。

 

そして彼女はプロレスが好きになり、

特にその中でも棚橋弘至をすごい好きだと公言しています。

対談が実現した際は夜も眠れず、会った時は吐きそうになったほどだそうです。

 

 

 

それに彼女は「サラバ!」を書き上げたとき嬉しさのあまり

一人で武藤選手のポーズをしていたそうです

 

 

この記事でそんな彼女の魅力はごくわずかにしか表現できていないと思います。

しかしこの記事を見てちょっとでも西加奈子という人が気になった方は

僕がこれからオススメする3作品のどれかを読んでみてください!

 

西加奈子さんのオススメ3作品

では早速参ります

第3位 

漁港の肉子ちゃん

 

 

 

こちらの作品が第3位!

明石家さんまさんもこの作品を読んだ後すぐに、

「この作品の映画の権利をおさえろ!」といったほどの作品。

「人に迷惑をかけることは恥ずかしくない」

物語に出てくるこの言葉をあなたはどう捉える?といった作品です。

非常に短いので読書嫌いな人も手をつけやすい読みやすい

作品になっていると思います。

 

 

 

第2位

サラバ!」上下巻

 

 

第1位

ふくわらい 

 

 

こちらが僕が選ぶ第1位!の作品。

上で説明した通り彼女は大のプロレス好きでこの作品にはプロレスラーが登場する。

そのプロレスラーの不器用だがまっすぐ生きる姿に何かを重ねるもよし、

見習うもよし様々な見方がるであろう作品。

西加奈子のこれでもかというほどの独特の表現が一番出ている作品でこの人は命を削りながら書いているんだろうあと僕は感じました。

衝撃的なラストに賛否両論はあるだろうがこれが西加奈子の描く世界なんだなと思わせるものです。

 

 

 

 

最後に・・・

これまで彼女の魅力やオススメの本を紹介してきましたが

ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。

上記の内容は「オードリーのオールナイトニッポン」や「爆笑問題日曜サンデー」など西加奈子さんが出ていたメディアをもとに書いたものなので間違っているところはあるかもしれないが、彼女の魅力には間違いはないので、是非とも一度は読んでもらいたいです。

本当に彼女の作品が好きなのであわよくば西加奈子さんとお話しなどをしたいなと思いながらこれを書きました。(図々しいですね)

 

ではでは      ヒロキ

 

 

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