ボクの妻と結婚してください。批評感想レビュー あの子の人生を台無しに!? 途中からネタバレレビュー
はいこんにちは!ヒロキです。
今回紹介する映画は
「ボクの妻と結婚してください。」です
監督 三宅喜重 「阪急電車 片道15分の奇跡」「結婚できない男」
主演 織田裕二
原作 樋口卓治
公開日 11月5日
目次
あらすじ
余命宣告をされたテレビ業界で働く放送作家の夫三村修治は自分なき後に残される妻と子供の未来のため「理想の再婚相手」を探そうと奔走する。
早速見てきましたよ。
ボクの妻と結婚してください。通称「ボク妻」とでも言うんですかね。
こちらの作品はNHK BSプレミアムにて2015年に内村光良主演で映像化はされてる作品でおそらくこの作品が好評につきの映画化となっているんですかね。
(こちらの作品は申し訳ないですが見ていないので比較ができません)
ボクの妻と結婚してくださいの感想
では率直にこちらの作品の感想を言うと・・・
よくも悪くも何も考えずに見たら泣ける映画になっているんじゃないかな?
実際に横で見てた女の子泣いてたし
と言った感想です。(自分は泣けませんでしたが・・・)
良かったところ
物語の内容的にこれで見ている人を引き込んで泣かせるぞ!という核となる部分をしっかり強調しているので素直に見やすさは感じました。
そしてこの作品の中での織田裕二さんの演技も胸にくるものはあると思います。
「踊る大捜査線」「お金がない!」しかり熱いバカの役がはまり役となることの多い織田裕二さんですが、この少し抜けてるけど愛のある夫をうまく演じているなと思いました。
織田裕二さんもこの役柄について「ようやく自分のやるべき作品と役柄に出会うことができた」と語ってるくらいなので、相当気合を入れて撮影しているのだなと思わしてくれるいい演技です。
あと監督の三宅喜重さんの得意とするちょっとしたところに散りばめられているクスっと笑える部分と泣かせたい部分とのメリハリがしっかりしていたので笑って泣けるとうたったとしてもいいとは思える内容となっていました。
悪かったところ
物語が進んでいく上である出来事がどうしても気になって、物語の邪魔をしてるかなと思いました。(あとのネタバレ部分でしっかり話します)
簡単にいうと今年じゃなければあんまり気にならなっかったかもしれないけど今年公開の映画なので気になった人も出てくるのではないかなっといった内容です。
つまりネタバレなしでいうとこんな映画の感想となっています。
まあ悪いところは基本的にネタバレになってしますので後で書きますね!
総合的な感想
まあ映画館で公開直後にひょんなことからこの映画を見ることになったわけですが、まあ映画館で特別見なくちゃいけない!!っていう映画ではないかな。
家の中でゆっくり家族で見る方が適している映画なのかなと思いました。
ではここからはネタバレ批判
ですので見たくない人は映画を見た後にでも覗きに来てくださいな。
上記で言った僕がこの映画の途中で気になってしまって映画に集中できなかったシーンというのが、余命を告げられた夫の修治(織田裕二)は妻の彩子(吉田羊)とうまく離婚して理想の再婚相手とくっつけようとするために嫌われるようとして昔仕事したことのある、人気タレントの清瀬モモ(佐藤ありさ)に浮気相手の振りを頼みイチャイチャしているところを妻にわざと見せるんですけど、
その現場を週刊誌に撮られてしまうという話の展開になるのです。
その後その一件については「清瀬モモのマネージャーに怒られちゃいました。」というあまりにもあっさりとした形で片付けすぎていて、
今のご時世絶対清瀬モモにしたら芸能生命に関わる大事件だというのに簡単にこの出来事が物語からすぐフェードアウトさせてしまったことで、「え??じゃあこの子を踏み台にして家族の美談物語を進めてない??」と物語の本筋とは別なところで疑問視せざるをえないシーンとなっているんです。
そもそもこの浮気相手の振りというのは、夫の詰めの甘過ぎる病気のことを書いた大事なノートの入ったカバンを妻の目の前に置き忘れるという凡ミスにより簡単に妻にバレてしまうような特に大事なシーンってわけでもないので、
人気タレント清瀬モモではなく、一般女性に頼むか、清瀬モモにするのであれば世間に修治の顔と名前は出てしまっているので、事の経緯を会見などで説明して誤解を取ってあげるなどのシーンは必要なのではないか??
とずっと夫婦の感動のシーンを見せられるたびに思ってしまっていました。
実際この映画は2015年の年末にクランクアップしているので
今年の不倫騒動を予期してなかったとは思いますし、もし今年の不倫騒動がなければ気にならないシーンだったかもしれませんが、あまりにもタイムリーなので気になる人は少なくはないのではないかと思います。
些細なことではありますが、登場人物すべてにいろいろな人生ストーリーがあるのが映画だと思うので、清瀬モモという脇役もしっかり救っておかないと感動の物語がおおいにぶれるのでそこは大事に描いて欲しいなと思いました。
ではでは ヒロキ(ある)