エンタメバカのエンタメ日記。

ドラマ、映画、本、漫画、様々なエンタメが大好き。四六時中エンタメのことを考える僕が今伝えたいことを独自の目線でただ書いてます。

2016年度冬ドラマ批評。栄えある第1位!!「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」に隠されるメッセージとは

栄えある第1位発表の前に3位2位はこれ!!

 

hirokidayositteru.hatenablog.com

 

 

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そして第1位の発表です。

 

 

第1位  

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

 

 

 

フジテレビ系 月曜 21時放送

主演 有村架純 高良健吾

他出演者 高畑充希 西島隆弘 森川葵 坂口健太郎 八千草薫 小日向文世

脚本 坂元裕二 主な作品「東京ラブストーリー「Mother」最高の離婚

視聴率

・第01話(01/18):11.6%
・第02話(01/25):9.6%
・第03話(02/01):10.0%
・第04話(02/08):8.9%
・第05話(02/15):8.8%
・第06話(02/22):10.7%
・第07話(02/29):8.9%
・第08話(03/07):8.8%
・第09話(03/14):9.4%

            平均視聴率9.6%(最終話除く)

 

 

はい!!このドラマが2016年度冬ドラマ

僕が選ぶ第1位ドラマです。

 

 

このドラマ暗いんです。

そー暗い。

現代版「東京ラブストーリー

なんて触れ込みで始まったからあんな天真爛漫で明るい子が

現代の若者達を巻き込んで暴れてくれるストーリーなのかな??

と思ってふたを開けたらこの暗さ。

暗い作品をあんまり好まない視聴者が今は多い中よく挑戦したな!

と思うほど暗い。

でもそれはやはり暗い作品でも視聴者を引きつけることのできる

それでも、生きてゆくなんてすごーく重いけどすごくいい作品ですもんね)

坂元裕二さん脚本だからこそフジテレビもこの題材でもGO!を出せたのでしょうね。

 

 

物語は第1章と第2章と分かれて展開していきます。

1話〜5話までの2010年〜11年を舞台として描かれたのが第1章。

6話〜10話までの2016年を舞台として描かれたのが第2章。

となっています。

 

この作品で大きなテーマの1つとなっているのは「震災」です。

見てお分かりの通り第1章と第2章の境目に起きているのが東日本大震災です。

ここの震災前震災後というのを表現するのに何気なく坂上二郎さんが亡くなったことを示すことによって日にち単位のわかりやすさを表現するのはさすがだなと思いました。

坂上二郎さんは震災前日の2011年3月10日にお亡くなりになっています)

 

みなさんの記憶にもまだ鮮明に残っているであろうこの震災というものが

若者を変えてしまったり逆に強くしていたりということが描かれているんですが

坂元裕二さんの作品で「最高の離婚」というものがありましたがそれでも

震災というテーマを扱っていて主人公の二人の出会いのきっかけとして

少しプラスの解釈で描かれてるんですが(震災婚に近いイメージ)

今回は基本的に震災そのものが持つマイナスイメージを直接描いています。

震災が練の大好きな人を変えてしまうところなどは見ていて

誰もがこみ上げるものがあるのではないでしょうか。

あと5話の最後に震災を機に練が変わってしまっている姿が出てくるのですが

あまりの変わりぶりに鳥肌が立つこと間違いなしでしょう!

 

 

 

そして介護福祉の環境にも浅からず触れています。

福祉関係からクレームが来るほど劣悪な描きかたをしている場面もあります。

しかしこれはドラマの脚色っていうところだけで済ましていいことではなくて

この環境は今日本が見つめなければいけない切実な問題を映し出していることは

明白なので視聴者はそれほどこの設定に驚いている人はいないのではないかな?

と僕は思いました。

 

 

 

そしてこのドラマのいいところは

東京という町が地方から出てきた人の目線でしっかり捉えられていて

東京に出てきたことのある地方出身者なら誰もがあるある!!

なんて思わせてくれるセリフが随所に散りばめられてます。

僕も兵庫から東京に出てきた人の一人なので共感するところがたくさんありました。

例えば晴太(坂口健太郎)が何気なしに

「東京は夢を叶える場所じゃないよ、東京は夢が叶わなかったことに気づかずに入られる場所だよ」

と小夏(森川葵)にいうのですがこのセリフで何人の東京に出てきた若者がズシーーンと胸にきているかと思うといたたまれないですよね。

(僕もそのうちの確実に一人です)

このように晴太は何の気なしにズバーーーンとド直球なことをいうので

その言葉に打ちひしがれるのもこのドラマではありかな??と思います。

 

 

 出典http://tr.twipple.jp/imgp/4f/fd18de.jpg

 

 

そんな東京らしさを感じられるキャラクターがもう一人

高橋一生演じる練の職場の先輩佐引 穣次です!

このキャラクターが本当に東京らしいなぁと思いました。

このキャラクターは引っ越し屋で働いてるんですけども昔は

小室哲哉と一緒に仕事してた」とか「ボルトが小さいとき走り方を教えた」とか

わかりやすい嘘をつくんです(ボルトの奴は半分冗談ぽくだと思いますけど笑)

こういう人いますよね!東京って!

「俺誰々と親友だよ!」「 この頃誰々のパーティー行ったんだけど」

とか東京に来てよく耳にするようになりました。

本当なのかもしれませんがこんな人がゴロゴロいるのが

見栄を張り続けなければ生きていけない街東京だなーと思いました。

このキャラクターも意地悪で嫌な奴っぽいですけど

案外憎めないんですよねー!!

 

 

 

そう!坂元裕二脚本で大切なポイントが一つあります。

全部のキャラクターが悪い奴いい奴ともにいるんですけど悪い奴でも最後になったらすごい憎む相手ではなくどこか共感出来る部分などを作ってくれているところで

最後には好きになってたりなんかします。

この佐引も終盤に近づくにつれ人となりが見えてきて好きなキャラクターになっている人も多いんではないでしょうか。

 

 

すみません!これまでちょっと暗い部分ばかり書きすぎましたね!

ちょっとこのドラマお前の説明だと

社会派ドキュメンタリーチックなの??

という声も聞こえてきそうですね。(あながち間違ってはいませんが)

 

 

安心してください!

このドラマはちゃんと恋愛ドラマなのでキュンキュンするところもしっかりあります。

ありすぎるほどあります!!

ただあんまり言いすぎると恋愛のいい部分を楽しめなくなるので

さらっと言うとみんな誰かに恋をしているんだけど

みんなまっすぐなんですよね。

ちゃんと誰かに恋をしてる。

これって今の若い人たちにちょっと欠けてるけど大事なものなんじゃないかな。

と思うんですね。

「本当に好きならちょっとしたズルだってしていいんだよ」

と近所のおばあちゃん(八千草薫)に音が言われるところがあるんですけど

音は「本当に好きになったからいいんです」

と素直な気持ちで答えるところがあるんですけどそこで

題名にもなっている「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

ってさらっと言うんですけどここは言わされてる感なく聞けて

本当だったらこの言葉急に言うと違和感が出てくるところなんですけど

本当にさらっと聞けるんです。

それはやっぱりこれまであった恋模様がそうさせてくれているのかな

と僕は率直に感じました。

 

そして主題歌となってる手嶌葵さんの「明日への手紙」

がこのドラマにベストマッチしていて最高です。

変に今旬のアーティストとかにしないでしっかり歌い上げてくれる

手嶌葵さんを選択したのは素晴らしい選択だと思います!

 

 

 

 

 

 

そんな社会派な面もあるけどストレートな恋愛ドラマ

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

が僕の選ぶ2016年度冬ドラマ第1位です!

 

他にも「怪盗山猫」「私を離さないで」など面白い作品もあったんですけど

ベスト3ということなのでこのような順位になりました!!

 

後まだ最終話が放送されていないので視聴率の予想をしときますと

10.3% 

ぐらいだと思います。

(もっと正直上がって欲しいんですけど今の推移だとこれぐらいが妥当かな)

 

 

 

最後に余談ですがお気づきかもしれませんが僕は坂元裕二さんの大ファンなのでひいき目かもしれませんが自信を持ってオススメできるドラマなので見てみてください。

あと今度坂元裕二ベストも行おうと思うのでご期待ください。

 

あと今ダイバシティーで行われている展示会に仕事のついでに行ってきたので

写真載せときますね。

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     ではでは               

                     ヒロキ

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