エンタメバカのエンタメ日記。

ドラマ、映画、本、漫画、様々なエンタメが大好き。四六時中エンタメのことを考える僕が今伝えたいことを独自の目線でただ書いてます。

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」最終回批評!坂元裕二は手紙というツール抜きでは語れない。

いやー終わりましたね。

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

 

 

前も言った通り

僕が選ぶ冬ドラマ第1位!!

だったわけですけど

 

hirokidayositteru.hatenablog.com

 とうとう最終回を迎えもう早めに1位でつけてしまっていたので

最後が変な感じで終わってしまったら

坂元裕二さんに限ってそんなことないんですけど)

どうしようと思っていたのでひと安心しました。。。

まぁ素晴らしいところが随所にあるので

これから書かして頂きたいと思います。

 

もしどんな物語かあんまりわからない方がいらっしゃいましたら

上に貼ってあるので僕の前の記事を見ていただけると嬉しいです。

 

僕がこの最終回で思ったのは感情の持っていき方

すごくうまく誘導しているなと思いました。

最初の5分から10分の間で練の優しさを

再認識するように物語が作られていて

まず最初に晴太が練に「小夏がこの頃ヘリコプターの音で怖がらないようになった」

といったところでさりげなく晴太に「ありがとう」といったところから始まり

ひったくり騒動に巻き込まれた女の子が音が意識不明だと聞いた時に

私のせいで怪我さしてしまったと

動揺してしまっている時にさりげなくお茶を渡すんですけど

 

 

その時にも一度ちゃんと開けてからあげて渡す

と言ったようなさりげない優しさが見える演出をしているところとか

 

 

朝陽があらためて練が手紙を届けるためだけに

北海道に行った時の話をするんですけど

「僕だったらどうしたかなーって思って曽田さんみたいにしたのかなーって」

と言った朝陽に対して木穂子が

「しないのが普通じゃないかな」

と返すんですけど、昔練の優しさを受け続けていたからこそ

この言葉が言えるんだろうなと思わしてくれるようなワンシーンがあったりと

練の優しさをこれでもかと!思うくらい最初に表現しているなと思いました。

 

 

そしてここで初めて音がお母さんへと書いた手紙が出てくるんですけど

タイトルにも書いた通り

坂元裕二は手紙を書かしたら本当に人の心に響くんです。

もちろん今までいつ恋を見てきた方なら分かると思いますが

最初の音のお母さんから音に宛てた手紙も素晴らしかったと思いますが

この音がお母さんに宛てた手紙も非常に素晴らしかったです。

でもこの手紙は朝陽は見ることなくこのシーンは終わってしまうので

この手紙についてはもうちょっと後で話したいと思います。

その前に坂元裕二と手紙については

非常によく出てくるツールで(猟奇的な彼女最高の離婚などなど)

作品が全然違うものでも

言い回しなんかがすごく似ている手紙が多いので着目してみると

すごく面白いと思いますよ。

相手を思い遣っていることを表現する

のが本当に得意な脚本家の方だなーと思います。

 

そしてこの後音が意識を取り戻した時も様々な練の優しさの表現

が続いていくわけですが

 

 

僕が心を揺さぶられたのはこの後の小夏と晴太のシーンです。

晴太はこれまでどこか世間を達観してみてたり

冷めた感じで見るシーンが多く見られたのですが

それが幼少時代の出来事がきっかけなのが判明して

晴太のいろんな部分が少しづつ合点が行くようになってきたのですが

ここでは震災の影響でどこかおかしくなってしまった小夏が

この頃やっと立ち直り始めてきて、

小夏をずっと支えていくと心に決めていた晴太に対して

「嘘」というキーワードを通して

私もあなたを受け止めるよ支えるよ

と意思表示したのに対して

全話を通して数少ない晴太の本当の素の部分が溢れ出してくという

このシーンが何とも言えなく胸にくるんですよね。

 

 

 

ちゃんとここで昔とのキスの違いも表現できたし

いつ恋の本線ではないけど大事なサブストーリである晴太の片思いもちゃんと結末を用意してくれたことに感動しました。

 

 

でここで先ほど言っていたお母さんへの手紙が登場します。

亡き母に送っているけども自分の気持ちを確かめるため

でもあるこの手紙。。

練に対する恋文でもあるこの手紙。。

その手紙を通して自分に素直になっている音に

ここでほろっとくる人も少なくないと思います。。

手紙の内容をそのまま書くのも野暮なのでここには書きませんが、

この手紙を通してみなさんのこれまでの恋を振りかえって欲しいんだろうな

ということが伝わって来る素晴らしい手紙でした。

 

 

そしてここで物語はクライマックスに入り

音が昔育ててくれた叔父さんの死を機に北海道に帰ってしまうのですが

そこで練が北海道に行ってまたあのファミレスで会うシーンは

音が自分の決心が変に揺らがないために強がっている姿が

すごく愛おしく描かれていて

音が最後に「これでふりだし戻れるわ」

と言った後「人が頑張って生きたのって

目に見えないかもしれないけど心に残るんだと思います

出会ってきた人々の心にも杉原さんの心にも僕の心にも残るんだと思います。

だから全然ふりだしではないです。」

という言葉で音のこれまでが

救われるのが目に見えるようにわかって

すごく綺麗なラストに

そしてこの2人のこれからを各々が思い描けるように

綺麗にまとめられていたのが印象的でした。

 

 

 

つまりこのドラマ最後まで最高でした。

 また僕自身もこのドラマをもう一度見返してみたいな。

と思います。この批評見てくださってありがとうございました!

 

ではでは      ヒロキ

 

 

プライバシーポリシー